被疑者などの顔写真の両目を隠す黒い短冊みたいなヤツ。
世間には「妙な形の眼鏡をかけて写真を撮られるものだな」と思ってる人もいるかもしれない(いないいない)。
そうではなく、あれは、出版社などが顔写真にある処理をほどこして、当人の顔をカムフラージュするためのものである(ンなことはだれでも知ってます)。
ある処理といっても何のことはない。
出版社が、両目を四角く囲って、そこに「スミ」と指定する。
印刷所はその指定にしたがって、その部分を真っ黒く印刷する。
それだけの話です。
この黒い短冊、最初は、顔をカムフラージュするためにだけ使われていたが、あるとき、それを別のところに使うことを思いついた人たちがいた。
例のあの場所です。
これによって、カムフラージュする対象が顔だけではなくなった。
このあたりのことに関しては、この本の出版元である竹書房がとても詳しいので、担当編集者に尋ねると、「えー、ちょっと待ってくださいよ。
何たって最近、あんまり使ってないもんですから」と苦笑。
そういえば、この出版社はもろにあの場所を出すことが多いため、最近、黒い短冊とはあまり縁がなかったのだった。
これはうかつであった。
しかし、すぐに調べてくれて、「スミって呼んでますね」いわゆるヘアヌードといって、ヘアを出すことが当たり前になってきたが、こうしたスミで育った人たちの中には、丸見えの写真のあの部分をわざと短冊形に黒く塗りつぶす人もいるらしい。
そうしないと興奮しないというのだ(ヘンなヤツ)。
ワイヤーブラシでこすってわざとぼかしを入れる好事家もいるらしい(ヘンなヤツ!)。